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M3 Education CEO対談 ~教育の力で未来の医療を支える~

CEO対談~教育の力で未来の医療を支える~

インタビュイー: (写真左から)看護事業本部副本部長 川村駿、CEO 野中亮宏、医科事業本部副本部長 渡辺裕志

「すべての医療従事者に“最高の学習体験”を提供する」と理念を掲げるエムスリーエデュケーションは、ビジョン実現に向けて次世代リーダーの採用を拡大している。どんな人材を求めているのか。CEOの野中は「日本医療の未来を見据える長期的な目線が欠かせない」という。直近で当社に参画した医科事業本部 副本部長の渡辺裕志と看護事業本部 副本部長の川村駿と語り合った。

医療福祉業界の発展に貢献すること

―エムスリーエデュケーションは「テクノロジーの活用によって医療福祉教育を革新し、最高の学習体験をすべての医療従事者に提供することで、医療福祉業界の発展に貢献する。」という壮大なビジョンを掲げています。この「医療福祉業界の発展に貢献する。」とは具体的にはどういうことなのでしょうか?

【野中】私たちの最終的なゴールは、日本の医療を前進させることで「死の瞬間に、この国で生きていてよかったと思える人」を1人でも増やしたいと思っています。

そう考えるようになったのは、1人の医師との出会いがきっかけです。

遡ること2015年。私はエムスリーに転職してから、地域医療をテーマに新規事業を立ち上げるプロジェクトを進めていました。その中で、日本各地の様々な医療従事者と対話を重ねていましたが、あるとき過疎地域にある自治体病院の立て直しのために奮闘していた1人の医師と出会いました。

印象的だったのは彼の患者への向き合い方です。

「患者さんが望むなら、最期の日には、なんとしても自宅に帰らせてあげたい」
「自分が面倒をみているこの地域の住民は、1人たりとも見捨てない」
「本人の生きたい、という心の声を感じ取れるか。医師である以上、そこから逃げてはいけない」
全力で患者さんと向き合い、地域社会を支えている言葉に、私の心は大きく揺さぶられました。

いまは、この医療福祉業界の発展に貢献するという最終的なゴールを共に目指せる仲間を募り、挑戦し続けているところです。

時代の変化に合わせて、経営のスタイルも大きく変革しています。これまで良しとされてきた、創業経営者がすべてを引っ張るスタイルを脱して、「個々人の能力を最大限引き出すマネジメント」や、「組織の力を最大化させる見える化・仕組み化」に舵を切っています。

そうすることで、50年後、100年後の未来にも影響を与えられる、永続的に発展する組織を築くことができると考えています。

成長速度が加速する「守備範囲広く働ける」環境

―本日ここにいるお二人は、エムスリーエデュケーションをさらに「強い組織」にするための中核を担う人材として採用されたと伺っています。

【野中】二人には、ビジョン実現に向けて、組織を引っ張っていくリーダーとしての役割を期待し入社してもらいましたが、実際に働いてみてどうですか?

【渡辺】一番に感じたのは「人が良い」というところです。私にとって働く場所を選ぶ基準において「協働する人」は最重要で、エムスリーエデュケーションの経営陣に会ってみて、ここに身をおいたらすごく成長できるなと思ったのが大きかったですね。

実はもう一社内定をもらっていて、そちらの方が事業内容に関心もあり、妻もそちらを推していましが、最終的には野中さんからきたラブレターを一緒に読んだ妻から「あなたを必要としているここに行きなさい」と言われたのが決定打になりました(笑)。

【野中】率直に「ぜひ一緒に働きたい!」という思いを伝えてよかったです(笑)。まだまだ会社として成長の途上ですが、物足りなさなどはありますか?

【渡辺】ないですね。
あえて言えば、私の場合は年収は前職より少し下がっていますが、会社が成長すれば年収は上がりますから全く心配していません。素直にそう信じられるほど、この会社には魅力的な「人」、成長できる「環境」、共感する「ビジョン」が揃っています。前職は良くも悪くも「数字」の価値観が強い側面がありました。企業としてはもちろん大事な要素ですが、その価値観のもとで10年、20年先も働き続けることに違和感を感じることもありました。

また、フルリモート×フルフレックス勤務で働き方の価値観が大きく変わりました。実際、家族と過ごす時間が3倍以上になったのは、私にとっても家族にとっても想像以上の満足度です。

【野中】働き方は2020年に私が代表になってから大きく変えた部分でもあります。子育てや介護を含め、様々なバックグラウンドを持った人材を受け入れられる会社が人材獲得競争を勝ち抜ける時代です。
昔のように、9時から5時まで勤務時間を定めて働くのが良いとは全く思いませんし、最も結果を出しやすいように、自分が働きやすい時間帯に働けばいい。もちろん出席が必要な会議などはありますが、決まりごと以外はそれぞれが自身のライフスタイルに合わせて働ける形にしています。

―川村さんは実際に入社してみてどうですか?

【川村】
まず良い点は「守備範囲と裁量が広がった」というところです。私は元々大企業にいて、マネージャーをやっていましたが、大企業にはマネージャーが大勢いたので、自分一人で考えるべき範囲や決めてよい範囲が限られていました。

現在は、事業本部の副本部長というポジションで、かなりの裁量がある中で取り組ませてもらっています。各プロジェクトを社長と直接議論しながら推進するという経験は、大企業のマネージャーでは絶対にできなかったことです。

一方で、難しいのはこれらを実際に実行しきって結果につなげることです。吸収しなければいけない知識は山ほどありますし、身につけないといけないスキルも大量にある。

でも、そのおかげで、自分のキャリアが開け、できることがどんどん増えているという手応えを感じています。まだ入社2か月ですが、自分が社会人を10年間くらいやってもできていなかったことが、できるようになってきた実感があります。

求めるのは「ビジョンを共有し、全体を動かせるリーダー」

―これからエムスリーエデュケーションでは、どんな人材を求めているのでしょうか?

【野中】「主体性をもって物事に取り組める」人材ですね。経営理念の実現をワガゴトとして捉え、自分に何ができるかを考え続けられる人材を求めています。

―「主体性をもって物事に取り組める」とは、「指示待ちではなく自分の頭で考えて動ける」ということを指すと思うのですが、もう少し詳しく教えていただけますか?

【渡辺】主体性をもてるか否かは「リスクをとれるか否か」だと思います。多くの方は「考えられる人」ではありますが、考えを行動へと移せる人は少ないと思います。つまり、行動に対するリスクから逃げてしまうのです。例えば、組織に対する不満を口にする人は多いですが、その不満を取り除くために主体的に進んで行動に移す人はほとんどいません。

もちろん、動いてもうまくいかなかったら責任を感じますから、決められたタスクだけをこなしていれば良いとなってしまいがちです。しかし、それではリーダーとしての成長も望めません。それに、なぜダメだったのかを考えて次のステップに生かしていけば、成果は出るはずです。そういう成長のサイクルになれるかどうかは、主体的にリスクを取ることでしか生まれないと思います。

【野中】「リスクを取れる」ことの根底には自己信頼がありますよね。そういう人は、結果を出すために思考し続け、チャレンジし続けることを当たり前のように実行していくし、「ダメだった結果も学びにつながる」と考えている。ビジネスでリスク取ったところで命をとられるわけじゃない。チャレンジしたもん勝ちなんです。このように考えて、リスクを取ること自体を楽しめるのは、リーダーにとってすごく大事な資質ですし、これをメンバーに楽しそうに伝えられる能力もとても重要です。

―川村さんはいかがですか。

【川村】私は大事な能力は2つあると思います。言語化と行動力です。
この会社では、上司から細かな指示が出されることはなく、「任せたいテーマ」を伝えてくれます。それは、テーマに対してどうやってアプローチするのか、そのための課題は何か、といった部分から考えてほしいというメッセージだと思っています。

そうしたテーマに対して、なんとなくイメージするところで止まってしまう人が多いのですが、「視野の広さ」を持ち「主体性を持って物事に取り組める」人は、それを分解、言語化してタスク化できます。そして、渡辺さんが言ったように、行動に移すことができる。この言語化と行動の2つが重要だと思います。

【野中】川村さんは大企業で安定した仕事をしていたと思いますが、何か成長への飢餓感というのもあったのでしょうか?

【川村】その通りです。やはり大企業にいると与えられる裁量が少ないんですよね。営業企画であれば、営業企画のことだけやっていればよく、目の前の仕事だけこなしていればいい。でもそうすると、俯瞰の目が養えず、自身の成長が止まってしまいますから。

【野中】かくいう私も、当社に加わる前はリクルートに7年いました。
大企業は大企業で動かせる人もお金も大きく、貴重な経験を積めますが、どちらかといえば営業なら営業、企画なら企画と、1つの職種のスペシャリストになることを求められる傾向が強いので、全体の中で自分はどうあるべきかを考えたり、チームがどう動くべきかをマネジメントしたりといった機会がどうしても少なくなります。

20代はそれでも良いのですが、30代になっても流されるままでいくと、あまり先がないなと思って私の場合は転身しました。

それに、ビジネスの本質を突き詰めたいという思いもありました。ビジネスは価値から始まる。価値があるからこそ、そこにお金を払ってくれる人がいる。お金を払ってくれた人に、きちんと商品を納品する。そこまでの全体をマネジメントすることがビジネスの本質なので、全ての過程を経験できる環境に身を置く必要がありました。

2人には、そういうビジネスの本質的な面白さも一緒に分かち合える仲間として入ってもらっています。組織なのでスペシャリストを含めて多様な人材が必要ですが、遠い未来を一緒に作っていくような組織になるには、ビジョンを共有し、全体を動かしていけるリーダー人材も不可欠です。
裁量をもって働ける環境は用意しています。我こそはという人に、ぜひ集まってきてほしいですね。

(プロフィール)
野中亮宏
CEO
東京大学 経済学部を 2008年に卒業、新卒でリクルートに入社し、人事・営業・新規事業開発などを経験。リクルートホールディングスの経営企画室を経て、2015年5月よりエムスリーに参画。複数社の取締役を経て、2020年よりエムスリーエデュケーションの代表取締役社長に就任。

渡辺裕志
医科事業本部 副本部長
新卒で電化製品領域でルートセールスを経験。その後、大学院へ進学。2010年に業界最大手の医系専門予備校へ教務スタッフとして入社。約14年勤務し、事業部統括部長/事業推進室担当部長を兼任。2023年11月にエムスリーエデュケーション株式会社へ入社。医科事業部の個別指導Gのマネージャーと医科事業部副本部長に就任。

川村駿
看護事業本部 副本部長
新卒で不動産メディア企業に入社。3年間営業職に従事後、教育業界へ転職しオンライン学習教材の法人営業を務める。その後、大手家電メーカーに入社し、新規事業として教育事業部門へビジネスデベロップメント職を経験。2024年1月にエムスリーエデュケーションに入社し、現在は看護事業本部副本部長に就任。

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