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Projects 04:
医学生の学習状況をオンラインで見える化する学習進捗管理ツール

医学教育も、個別化の時代へ。
オンラインでの1on1伴走システムをリリース

インタビュイー: 鶴田 雄士さん(医科事業本部副本部長)

M3 Educationで行われているプロジェクト事例に焦点を当てるインタビュー企画。

今回は医学生の学習状況をオンラインで見える化する「学習進捗管理ツール」をピックアップ。その機能には学習計画の立案をサポートする伴走サービスも含まれているという。そもそもは大学側の要望でもあった今回のプロジェクトは、どのように進んでいったのだろうか? 中心メンバーである鶴田さんに話を聞いた。

一人ひとりの学習スタイルが構築できるように寄り添いながらサポート

もともとは当社が大学に提供している講座を学生が観ているかどうか、それを大学側がチェックできる進捗管理のツール開発だったんですよ。それが、開発を進めていくうちに大学のカリキュラムをスケジュール通りに進められない学生に対して、私たちが面談を行ってサポートしていく学習伴走ツールの方向にシフトしていったんです。

というのも、医学部の勉強はいろいろな科目を同時並行で進めているので、学習のスケジュール立案やタスク管理の能力が求められるんですよね。これができていない学生に成績の伸びが悪い人が多いように感じます。それに自分なりの学習方法を身に着けていなければ医師になってからも苦労しますから、私たちのツールを通して、自分に合った学習スタイルを構築していってほしいなと思ったんです。

医療は生涯学習ですから、初期研修の時に周囲から一目置かれるぐらいの知識を積んで、良い医師になっていってほしいと、開発を進めながら思っています。

やるべきタスクを可視化することで勉強が楽しくなる良い循環を生み出す

メンバーは学生の支援を担当するチューターとシステム開発を担当するエンジニアです。学生の人数増加にあわせてチューターの数が変動する体制にしています。1on1への申し込みは当初の予想を超える数でしたけど、慌てることなく順調に対応できています。

もちろん、すべて順調に進んだわけではないですよ。動き出してからリリースまでの約半年間は苦労の連続。今でこそ、ある程度システム側で状況やケースなどを自動で抽出してくれるようになってきたので、だいぶ楽にはなりましたけど、開発当初は学生一人ひとりの進捗具合や悩みが違うので、個別のカリキュラム進捗を把握するのにかなりの時間がかかっていました。その分、リリース後に大学側からお墨付きをいただけた時はすごくうれしかったですね。受講内容・時間・日付など、学生の進捗状況が大学側も把握できるようになったので、今では学校側から学生に薦めていただいているようです。

学生からも好評で、それこそ面談当初には「どこから手をつければいいか分からない」と言っていた学生も、タスクをこなして達成感を積み重ねることで、勉強が楽しくなる好循環が生まれているのかなと、伴走しながら実感しています。2021年4月にリリースしたばかりですから、これから改善点はまだまだ出てくると思いますが、楽しみながら壁を乗り越えていけたらと思っています。

 

医療に関わる人の生涯教育を支えるサービスを目指して

M3 Educationのコア事業は、医師・歯科医師・看護師といった医療系を目指す学生に学びの場を提供すること。面白い企画であれば社歴を問わず採用しますし、開発にも携われます。新しいことに挑戦できる環境が整っていますから、今後は国家試験対策の教材や模擬試験を作ることのできるリソースを活かしながらもっともっとサービスが提供できる範囲を広げていきたいですね。

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