国試の傾向

Dentist national examination 第118回歯科医師国家試験について

毎年の歯科医師国家試験に共通するのは現役生の高い合格率です。そして受験回数が増すほど合格率が低くなります。
全体の合格率は第107回以降60%台となっており、今後もまだまだ国家試験の高い難易度が続くことは否めません。
第105回歯科医師国家試験から、現在の五肢択一式、X2形式、XX形式に加えて、計算問題や多選択肢形式という新たな出題形式が導入されました。第107回のガイドライン改定では、ニーズに対応できる歯科医師の必要性から、高齢者や全身疾患、歯科口腔保健に関わる法律や医療保険・介護保険などの社会保障制度について、各論の章や項目の新設、出題の割合が増加しました。第111回からは必修問題が10問増加し80問となり、A問題からD問題まで全てに20問ずつ出題されるようになりました。
この他にも、小児虐待の対応、医療安全・感染対策・薬害、放射線の人体に対する影響、医学英語など、出題は多岐に渡ります。
さらに第116回のガイドライン改定では必修にX2形式が導入されるなど、国家試験では今後もより確実な理解を求められると考えられます。
DESでは116回より変更となった新出題基準に対応し、各個人が正解に至るための思考プロセスを強化することを指導させていただき、変化する歯科医師国家試験を分析・予測することで、受験生の皆さんを合格へ導きます。

過去5年間の歯科医師国家試験合格率