「EBPとNBP」第37回国試新情報!国試対策 №23
今週も、引き続き「社会福祉調査の基礎」より。
新ワード「根拠に基づく実践(EBP)とナラティヴに基づく実践(NBP)」を取り上げます。
新しい出題基準に示されているワードです。
EBP(evidence based practice)とは
様々な調査や研究により、効果があると実証された科学的根拠(エビデンス)に基づき、
ソーシャルワーク実践を行うことをいいます。
医療分野で行われていたアプローチが、近年、社会福祉の領域に取り入れられたことにより、EBPの研究と実践が進んでいます。
EBPでは経験則や勘よりもエビデンスを重視し、
ソーシャルワーカーにとって、「なぜこの実践を行うか」
という説明がしやすいことが特徴であると言えます。
そして、実践の援助過程よりも結果評価、
つまり援助に効果があったかというアウトカム評価を行うことで、
援助効果に関する知見の蓄積をしていくことができるという特徴もあります。
一方、NBP(narrative based practice)は、
クライエントの語る物語を軸として実践を展開することをいいます。
NBPでは、クライエントが自分の人生や価値観を背景に,
どのような課題を解決したいのかという点に重点を置いています。
ソーシャルワークのアプローチとして、
ナラティヴ・アプローチを勉強されていれば、
クライエントの語りによって生活全体、そして解決したい課題などを捉え直すという点が共通しているので、理解がしやすいですね。
EBPとNBPは、一見、対極的な考え方です。
ですが、この2つがセットのワードとして出題基準に載っているのには、
EBPとNBPをどちらも理解して社会福祉士の実践に役立ててほしい……
というメッセージがあるようにも思われます。
ぜひ、セットで理解を進めてみてくださいね。
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