「演繹法と帰納法」第37回国試新情報!国試対策 №20
こんにちは。
福祉教育カレッジです。
今週は、「社会福祉調査の基礎」の新ワードです。
「演繹法と帰納法」を取り上げます。
「えんえきほう」と「きのうほう」と読みます。
演繹法と帰納法は、対で語られることばであり、
ちょうどそれぞれ反対の流れをたどる思考の方法です。
ですので、セットで理解してしまうと良いでしょう。
演繹法では、まずある理論から仮説を立てます。
そして、論証や事象を観察することによって、
立てた仮説を検証するという思考をたどります。
帰納法では、事象観察を積み重ねたり、経験をした多くのことから、
法則性を見出します。
そしてその法則性から一般的な法則や理論を
導き出すという思考をたどります。
これを社会福祉調査(ソーシャルワーク・リサーチ)
に当てはめて考えてみると、
どんなことができると考えられるでしょうか。
例えば、演繹法的なリサーチでは、
「この地域では、社会資源が乏しい」という一般論から、
「そのために、高齢者が自宅にこもりがちになっている。
社会資源が充実すれば行動範囲が広がるという効果が生まれる」
という仮説を立てたとします。
地域の高齢者の行動範囲や生活の状況などをアンケートやインタビューなどを行うことで、
その仮説を検証し、実際に社会資源を開発する実践に活かしていく・・
などという進め方が考えられるかもしれません。
また、帰納法的なリサーチは、事象観察からスタートするので、
ソーシャルワーカーが普段の実践現場でクライエントの意見をたくさん見聞きすること、
あるいは別の地域で実践している専門職等の話を聞いたりしたことからデータを収集して分析、「社会資源を充実している地域での高齢者の生活の様子」
といった共通項を探し出して、理論化する・・・
例えばこんな進め方が想定できそうですね。
演繹法、帰納法いずれにしても、
こんな風にソーシャルワーカーの実践に引き寄せてみると、
少し覚えやすくなるのではないでしょうか。
関連記事
-
-
39回国試に向けて~基礎知識シリーズ第2回
福祉教育カレッジです。 第2回は「心理学と心理的支援」です。 人の発達・行動・ …
-
-
39回国試に向けて~まずは38回の振り返りから第2弾
福祉教育カレッジです。 今週も、第38回国家試験の正答より、問題71を取り上げま …
-
-
予想シリーズ!日本国憲法 第37回国試新情報!国試対策 №41
福祉教育カレッジです! 継続を力なり。 今日は、「権利擁護を支える法制度」科目か …
-
-
「成年後見制度利用促進法」第37回新情報!国試対策 №10
こんにちは。 福祉教育カレッジです。 今週は、「権利擁護を支える法制度」から。 …
-
-
予想シリーズ~出るのはここ⁉第2弾
福祉教育カレッジです! 今週は、「心理学と心理的支援」科目から、予想シリーズをお …
-
-
「ヤングケアラーを初めて明記した法律は??」第37回国試新情報!国試対策 №27
福祉教育カレッジです! 今週は、科目「児童家庭福祉」より、「子ども・若者育成支援 …
-
-
39回国試に向けて~まずは38回の振り返りから第15弾
福祉教育カレッジです! 今週は、「貧困に対する支援」科目から問題を取り上げます。 …
-
-
予想シリーズ!重層的支援体制整備事業 第37回国試新情報!国試対策 №42
福祉教育カレッジです。 今週は、「地域福祉と包括的支援体制」科目から、予想シリー …
-
-
「情報管理」の出るカタチ⁉第37回国試新情報!国試対策 №32
福祉教育カレッジです。 今週も、先週に引き続き「福祉サービスの組織と経営」より。 …
-
-
予想シリーズ~出るのはここ⁉第4弾
福祉教育カレッジです! 今週は、「社会福祉の原理と政策」科目より、日本の住宅政策 …