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歯科国試ANSWER2022 Vol.3 基礎系歯科医学2(微生物学/免疫学/薬理学/歯科理工学)
p.342 109A-55 Point  [2022/01/24追加]
表面処理(被着面を35%リン酸水溶液やサンドブラストで処理)を施すと,レジン添加型グラスアイオノマーセメントは従来型や処理を施さなかったものと比較し,接着強さは低下する傾向を示す。多くの受験生は表面処理により接着強さが向上すると思いがちであるが,レジン添加型グラスアイオノマーセメントでは逆であることに留意されたい。
レジン添加型グラスアイオノマーセメントは,低濃度の酸(ポリアクリル酸など)で行う酸処理によって接着強さは向上するが,被着面を高濃度の酸(35%リン酸水溶液など)で処理した場合,接着強さは低下する傾向を示す。レジン添加型グラスアイオノマーセメントではその点に留意されたい。