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『チャート医師国試対策』シリーズ
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チャート 12 救命救急(第3版)

短時間で修得できる国試対策書! 必修・禁忌も万全!

チャート 12 救命救急(第3版)

販売中
   紙書籍 
有賀 徹(昭和大学医学部教授・救急医学講座主任)編
著者一覧
B5判,260頁,2色刷
2005/01/31発行
¥3,960(本体¥3,600+税¥360)
ISBN 978-4-87211-660-1
最新のトピックスを大幅に取り入れて紙面を刷新した。
豊富なイラストで「救命救急」の臨床に迫る。
わかりやすい解説で重要事項がすぐ頭に入る。
短時間で修得できるように国試で問われる事項を「CHART」としてピックアップした。
必修・禁忌を網羅した「救命救急」領域の国試対策書!
    [正誤情報]

序 文
 本書で取り扱う分野は「救命救急」です。この言葉は,“救命救急センター”という厚生労働省の政策に由来します。つまり,“初期”“2次”……と分類される地域の救急医療のうち,その地域における最後の砦である“3次”の救急医療を意味するものです。
 当初は,脳や心疾患が中心であるとみなされていたのですが,その歴史を辿ると,それら以外に多発外傷,熱傷,急性中毒,その他の内因性疾患と守備範囲は多岐に及び,多くの診療科を要する,または従来からの診療科では手に負えないジャンルを扱うことが求められるに至りました。このような情況から日本救急医学会にそのための専門医制度も設けられ,現在“救急科専門医”は,院外に公告できる基本領域の一つとなっています。
 さて,そのような「救命救急」という3次救急医療の分野で読者の皆さんが学ぶべきは「急性発症した重篤な傷病者へのいわば総合診療」です。そして,本書はそれらに日夜従事しているスタッフによってまとめられたものです。もちろん,個々の病態・疾患について詳説された内科学書などの教科書が多々あり,本書を参考にしつつ,皆さんは権威あるそれらに当たりながら日々学ぶことが求められます。
 しかし,机に向かう以外にもいろいろと忙しい毎日ですし,例えば“試験にパスする”ということはそれなりの要領が求められることも事実です。以上の次第によって編纂されたものが本書ということになります。臨床研修医になるなら(つまりパスできるとすれば)これくらいは知っていないと,というエッセンスが詰まっていると理解してください。
 読者の皆々様の御健闘と御発展を切にお祈り申し上げます。

 2005年1月

有賀 徹

目次
1. 日本における救急システム
 ■救急医療体制
  1. 医療施設 (有賀徹)
  2. 搬送について (有賀徹)
  3. ヘリコプターを用いた搬送体制 (益子邦洋)
  4. 情報のシステム (有賀徹)
 ■病院前救護(prehospital care)
  1. 救急隊員の業務 (益子邦洋)
  2. 医師の役割 (有賀徹)
  3. メディカルコントロール体制 (益子邦洋)
 ■救急医学・救急医療の方法論 (有賀徹)
   Check Test 1

2. 来院時心肺停止患者の取り扱い
 ■来院時心肺停止患者の気道確保 (井上徹英,岩野歩)
  1. 気管挿管に必要な物品
  2. 気管挿管の方法
  3. 挿管困難時の気道確保
 ■来院時心肺停止患者の人工呼吸 (井上徹英,岩野歩)
 ■来院時心肺停止患者の循環管理 (井上徹英,岩野歩)
  1. 心臓マッサージ
  2. 静脈路確保
 ■緊急薬剤の投与 (斎藤司)
  1. 投与経路
  2. 緊急医薬品
 ■心電図判読 (斎藤司)
  1. それぞれの不整脈の特徴と処置
  2. 急性心筋梗塞と狭心症
  3. 高カリウム血症・低カリウム血症
 ■電気的除細動と前胸部叩打 (弘重壽一)
  1. 前胸部叩打法の適応
  2. 前胸部叩打法の方法
  3. 電撃療法
  4. 電撃療法の手技
 ■来院時心肺停止(CPA)の原因診断 (弘重壽一)
  1. CPA の主な原因疾患
  2. 人工心肺を用いた心肺蘇生
 ■原因検索 (弘重壽一)
   Check Test 2

3. 蘇生後脳症 (三宅康史)
  1. 蘇生後脳症
  2. 原因
  3. 脳の中で何が起こっているか?
  4. どうすれば二次性の脳損傷を回避できるか?
  5. 脳内環境のモニタリングは何をすればよいか?
   Check Test 3

4. ショック
 ■総 論 (坂本哲也,小島直樹)
  1. ショックの臨床症状
  2. ショックの病態
 ■ショックの分類,鑑別 (坂本哲也,小島直樹)
  1. ショックの分類
  2. ショックの鑑別
 ■ショックの際のモニタリング (坂本哲也,小島直樹)
 ■出血性ショック(循環血液量減少性ショック,hypovolemic shock) (岡田保誠,佐々木徹)
  1. 原因
  2. 循環動態
  3. 臨床症状
  4. 指標
  5. 治療
 ■敗血症性ショック(感染性ショック,septic shock) (岡田保誠,佐々木徹)
  1. 原因
  2. 臨床症状
  3. 診断
  4. 病態
  5. 治療
 ■心原性ショック (稲川博司)
  1. ショックという病態のイメージ
  2. 循環血液量減少性ショックと心原性ショックの違い
  3. 心原性ショックを起こす病態
 ■神経原性ショック (稲川博司)
  1. 神経原性ショックの病態
 ■治 療 (寺田泰蔵)
  1. 生命維持
  2. 原因の究明,病態に沿った治療
   Check Test 4

5. 意識障害
 (総論) (林宗貴)
  1. 意識障害の原因
  2. 意識障害の評価
  3. 鑑別診断の進め方―病態診断と対症療法―
  4. 脳血管障害による意識障害
  5. 低酸素血症による意識障害
 ■代謝性意識障害 (秋田泰)
  1. 糖尿病性昏睡
  2. 肝性昏睡
   Check Test 5

6. 外 傷
 ■頭部外傷 (有賀徹,豊田泉)
  1. 救命救急における頭部外傷
  2. 分類
  3. 一次性脳損傷と二次性脳損傷
  4. 脳ヘルニアと頭蓋内圧亢進
  5. 各論
  6. 合併症,後遺症など
 ■顔面外傷 (松井恒太郎)
  1. 総論
  2. 各論
 ■脊髄損傷 (初見俊明)
  1. 脊髄と神経根の解剖
  2. 脊髄損傷の疫学
  3. 脊髄損傷患者の搬送および移動
  4. 脊髄損傷分類
  5. 脊髄損傷の診断および検査
  6. 治療
  7. 随伴症,合併症
  8. その他
 ■胸部外傷 (三宅康史,林宗博)
  1. 大動脈損傷
  2. 心臓外傷
  3. 肺損傷
  4. 気管・気管支損傷
  5. 胸郭損傷
  6. 胸部刺創
 ■腹部外傷 (木庭雄至)
  1. 原因・疫学
  2. 解剖
  3. 診断
  4. 治療
 ■骨盤外傷 (新藤正輝)
  1. 骨盤外傷を理解するための解剖
  2. 分類
  3. 症状と診断
  4. 治療
 ■四肢外傷 (田中啓司)
  1. 分類
  2. 四肢外傷の臨床症状
  3. 治療
  4. 見逃してはならない重篤な合併症
 ■多発外傷 (杉本勝彦)
  1. 多発外傷の定義と特徴
  2. 原因
  3. 死亡原因と合併症
  4. 多発外傷の診断と初療の原則
  5. 診断の手順
  6. 多発外傷の治療の原則
   Check Test 6

7. 中 毒 (弘重壽一,奈良大)
 ■総 論
  1. 中毒起因物質と重症度
  2. 診断とその注意点
  3. 急性中毒の治療
 ■各 論
  1. ガス中毒:CO 中毒
  2. 農薬中毒
  3. 医薬品中毒
  4. 家庭用品・その他
  5. 工業用品・その他
  6. 自然毒(ヘビ,フグ,キノコ)
  7. 麻薬・神経興奮薬中毒
   Check Test 7

8. 感染症
 ■中枢神経感染症 (森川健太郎)
  1. 症状
  2. 診断
  3. 治療
  4. 細菌性髄膜炎(急性化膿性髄膜炎)
  5. ウイルス性髄膜炎
  6. 結核性髄膜炎
  7. 真菌性髄膜炎
  8. 脳膿瘍
  9. ヘルペス脳炎
  10. その他の中枢神経感染症
 ■呼吸器感染症 (山本武史)
  1. 細菌性肺炎
  2. 結核に対する診断,治療
  3. 慢性閉塞性呼吸器疾患の急性増悪
  4. SARS(severe acute respiratory syndrome)
 ■腹腔内感染症 (秋田泰,西川順一)
  1. 重症急性膵炎
  2. 急性閉塞性化膿性胆管炎
  3. 腸管出血性大腸菌感染症
 ■敗血症 (杉本勝彦)
  1. 原因
  2. 臨床症状
  3. 診断
  4. 治療
  5. 敗血症性ショック(septic shock)
 ■多臓器不全 (杉本勝彦)
  1. 機序
  2. 診断と症状
   Check Test 8

9. 熱 傷
 (総論) (八木正晴)
  1. 熱傷の診断
  2. 病歴の聴取
  3. 全身の診察と緊急検査
  4. 熱傷の病期
  5. 熱傷の治療
 ■気道熱傷 (森脇寛)
  1. 分類
  2. 診断
  3. 治療
 ■一酸化炭素中毒 (森脇寛)
  1. 特徴・症状
  2. 診断・治療
   Check Test 9

10. 体温異常
 ■偶発性低体温症 (吉池昭一)
  1. 病態生理
  2. 分類と臨床症状・所見
  3. 治療
 ■熱中症(heat illness) (山之内晋)
  1. 病態
  2. 分類
  3. 治療
■悪性症候群(neuroleptic malignant syndrome) (兼子晋)
  1. 診断基準
  2. 鑑別疾患
  3. 治療
■悪性高熱症(malignant hyperthermia) (兼子晋)
  1. 臨床症状
  2. 鑑別疾患
  3. 治療
  4. 予防
   Check Test 10

11. 喘 息 (今井俊道)
  1. 発症に関わる危険因子
  2. 疫学
  3. 病型分類
  4. 病態生理
  5. 診断
  6. 治療
  7. アスピリン喘息〈AIA〉
   Check Test 11

12. けいれん発作 (土肥謙二)
  1. けいれんの分類
  2. 初発けいれんについて
  3. 外傷性てんかん
  4. けいれん重積発作
  5. 検査所見
  6. 発作間欠期の治療
   Check Test 12

13. 災害医療 (杉本勝彦)
  1. 災害の定義
  2. 災害の種類と分類
  3. 災害サイクル
  4. 災害医療におけるtriageとthree T
   Check Test 13

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