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『CBTこあかり』シリーズ
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CBT こあかり 1.オリエンテーション(第4版)

CBT全範囲を1冊に凝縮! コアカリ改訂に完全対応した究極のガイド再臨!

CBT こあかり 1.オリエンテーション(第4版)

販売中
   紙書籍 
庄司進一(城西病院院長/筑波大学名誉教授)編
松田重三(帝京短期大学教授)編
安田幸雄(金沢医科大学教授)編
執筆者
B5判,624頁,2色刷(一部4色刷)
2012/02/23発行
¥5,500(本体¥5,000+税¥500)
ISBN 978-4-86399-120-0
『医学教育モデル・コア・カリキュラム』最新改訂版に完全準拠!
CBT出題範囲をあますところなくカバー!
「到達目標」すべてに丁寧に対応した解説!
各項目コンパクトにまとめてスピードアップ!
解剖図などCBTでの視覚素材頻出に対応!
    [正誤情報]

 平成 13 年に全国の医学部共通のコアとなる教育内容をガイドラインとして提示した「医学教育モデル・コア・カリキュラム」(以下,「コア・カリ」)が発表されて以来,カリキュラムの改変,授業形態の変化,共用試験(CBT と OSCE)実施,臨床実習の重視など,日本の卒前医学教育は大きな変化を続けています。本書「CBT こあかり オリエンテーション」は平成 17 年に,「コア・カリ」に沿った医学生用教科書が見当たらないという状況の中で,臨床実習開始までの医学生の学習の指標となることを目的として出版されました。
 医学部にあっては,大講義室での一方向的な知識伝授型講義が減少し,自学自習やテュートリアルとグループ学習の必要性が年々高まっています。「コア・カリ」の各到達目標は具体的な行動目標として意味は明快ですが,「何をどこまで」という学習内容は明示されていません。そこで初版では「コア・カリ」のすべての到達目標(臨床実習を除く)について,求められている学習の方向性や深さを一読して把握できるよう,各到達目標の核心となる学習内容を 100〜200 字程度で解説しました。
 その後,本書は 2 版,3 版で平成 17 年度から開始された CBT の出題内容を加味し,図表を増やし,また「コア・カリ」平成 19 年度改訂版を反映させて,学習の指標としての改善を続けてきました。
 平成 23 年 3 月,「コア・カリ」平成 22 年度改訂版が発表されました。この改訂版では,医学教育に対する社会の要請を反映して,何を知っているか,ではなく,何ができるか,を医学部卒業時までに具体化する内容となっており,また個別到達目標も数多く変更されて,大幅な改訂となりました。本書第 4 版はこの改訂に対応して新たに執筆,編集したものです。
 本書の目的は一貫して,医学生が学習の到達目標と現在の立ち位置を確認して自身の学習の方向性を見出すのを支援することにあります。CBT のための効率的学習用教材としてだけでなく,医学生としての毎日の学習の到達度確認に役立つものと確信しています。

 平成 24 年 2 月

編著者  

目次
A 基本事項

1 医の原則
(1) 医の倫理と生命倫理
(2) 患者の権利
(3) 医師の義務と裁量権
(4) インフォームドコンセント
2 医療における安全性確保
(1) 安全性の確保
(2) 医療上の事故等への対処と予防
(3) 医療従事者の健康と安全
3 コミュニケーションとチーム医療
(1) コミュニケーション
(2) 患者と医師の関係
(3) 患者中心のチーム医療
4 課題探究・解決と学習の在り方
(1) 課題探究・解決能力
(2) 学習の在り方
(3) 医学研究への志向の涵養
(4) 生涯学習への準備
(5) 医療の評価・検証

B 医学・医療と社会

(1) 社会・環境と健康
(2) 地域医療
(3) 疫学と予防医学
(4) 生活習慣と疾病
(5) 保健,医療,福祉と介護の制度
(6) 死と法
(7) 診療情報
(8) 臨床研究と医療

C 医学一般

1 生命現象の科学
(1) 生命現象の物質的基礎
(2) 生命の最小単位 ― 細胞
(3) 生物の進化と多様性
(4) 生態と行動
2 個体の構成と機能
(1) 細胞の構成と機能
(2) 組織・各臓器の構成,機能と位置関係
(3) 個体の調節機構とホメオスタシス
(4) 個体の発生
(5) 生体物質の代謝
(6) 遺伝と遺伝子
3 個体の反応
(1) 生体と微生物
(2) 免疫と生体防御
(3) 生体と放射線・電磁波・超音波
(4) 生体と薬物
4 病因と病態
(1) 遺伝子異常と疾患・発生発達異常
(2) 細胞傷害・変性と細胞死
(3) 代謝障害
(4) 循環障害
(5) 炎症と創傷治癒

D 人体各器官の正常構造と機能,病態,診断,治療

1 血液・造血器・リンパ系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
2 神経系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
3 皮膚系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
4 運動器(筋骨格)系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
5 循環器系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
6 呼吸器系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
7 消化器系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
8 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む)
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
9 生殖機能
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
10 妊娠と分娩
(1) 診断と検査の基本
(2) 症候
(3) 正常妊娠・分娩・産褥
(4) 疾患
(5) 産科手術
11 乳房
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
12 内分泌・栄養・代謝系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
13 眼・視覚系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
14 耳鼻・咽喉・口腔系
(1) 構造と機能
(2) 診断と検査の基本
(3) 症候
(4) 疾患
15 精神系
(1) 診断と検査の基本
(2) 症候
(3) 疾患・障害

E 全身におよぶ生理的変化,病態,診断,治療

1 感染症
(1) 病態
(2) 診断・検査・治療の基本
(3) 症候
(4) 病態と疾患
2 腫瘍
(1) 病理・病態
(2) 発生病因・疫学・予防
(3) 症候
(4) 診断
(5) 治療
(6) 診療の基本的事項
3 免疫・アレルギー疾患
(1) 診断と検査の基本
(2) 症候
(3) 病態と疾患
4 物理・化学的因子による疾患
(1) 診断と検査の基本
(2) 症候
(3) 疾患
5 成長と発達
(1) 胎児・新生児
(2) 乳幼児
(3) 小児期全般
(4) 思春期
6 加齢と老化
7 人の死

F 診療の基本

1 症候・病態からのアプローチ
(1) ショック
(2) 発熱
(3) けいれん
(4) 意識障害・失神
(5) チアノーゼ
(6) 脱水
(7) 全身倦怠感
(8) 肥満・やせ
(9) 黄疸
(10) 発疹
(11) 貧血
(12) 出血傾向
(13) リンパ節腫脹
(14) 浮腫
(15) 動悸
(16) 胸水
(17) 胸痛
(18) 呼吸困難
(19) 咳・痰
(20) 血痰・喀血
(21) めまい
(22) 頭痛
(23) 運動麻痺・筋力低下
(24) 腹痛
(25) 悪心・嘔吐
(26) 嚥下困難・障害
(27) 食思〈欲〉不振
(28) 便秘・下痢
(29) 吐血・下血
(30) 腹部膨隆(腹水を含む)・腫瘤
(31) 蛋白尿
(32) 血尿
(33) 尿量・排尿の異常
(34) 月経異常
(35) 関節痛・関節腫脹
(36) 腰背部痛
2 基本的診療知識
(1) 薬物治療の基本原理
(2) 臨床検査
(3) 外科的治療と周術期管理
(4) 麻酔
(5) 食事と輸液療法
(6) 医用機器と人工臓器
(7) 放射線等を用いる診断と治療
(8) 内視鏡を用いる診断と治療
(9) 超音波を用いる診断と治療
(10) 輸血と移植
(11) リハビリテーション
(12) 介護と在宅医療
(13) 緩和医療・慢性疼痛
3 基本的診療技能
(1) 問題志向型システム
(2) 医療面接
(3) 診療記録
(4) 臨床判断
(5) 身体診察
(6) 基本的臨床手技

G 臨床実習

1 診療の基本
 [1]問題志向型システムと臨床診断推論
 [2]科学的根拠に基づいた医療
 [3]診療記録とプレゼンテーション
2 診察法
 [1]基本事項
 [2]医療面接
 [3]全身状態とバイタルサイン
 [4]頭頸部
 [5]胸部
 [6]腹部
 [7]神経
 [8]四肢と脊柱
 [9]高齢者の診察
3 基本的臨床手技
 [1]一般手技
 [2]外科手技
 [3]検査手技
4 診療科臨床実習
(1) 内科系臨床実習
 [1]内科
 [2]精神科
 [3]小児科
(2) 外科系臨床実習
 [1]外科
 [2]産婦人科
(3) 救急医療臨床実習
5 地域医療臨床実習

  附録 準備教育モデル・コア・カリキュラム―教育内容ガイドライン―

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